歯科医長:宮城 直美


1969年 神奈川県出身高校まで、特別に将来の夢なども無く、何となく近所の大学に入学しました。親の作ったレ-ルに乗せられたのか、学生生活にも魅力を見出せず、アルバイトに明け暮れる日々を送っていました。3番目のアルバイトが、世田谷にある歯科医院の受付助手でした。今までのアルバイトとは違い、初日から先生に罵声を浴びせられ、蹴飛ばされると言う扱いを受けたのです。

先生が駄目と判断される仕事をすると、物は投げつけられ、何もさせてもらえないというアルバイトの毎日が繰り返されました。今思えば何故直ぐに辞めなかったのか不思議なくらいです。

そんなある日、患者のお爺さんが私のことを心配して、治療後に突然「入れ歯を洗って欲しい」と声をかけてきました。「この前は随分と怒られていたけど、頑張れば良いことあるから。」と、言って励ましてくれる為でした。

私のことを応援してくれる多くの患者様がいることに気付き、その方々を大切にして、

恩返しをしよう。

私に与えられた道は、歯科医になって患者様の笑顔を見ることだと、一発奮起して歯科大学に入学しました。

2004年 大学卒業後、縁あってステーションビル歯科に就職しました。ここでも理事長の厳しい指導の下、患者様の笑顔を追い求めながら、必死に勤務してきました。2009年から溝口ステ-ションビル歯科の医長を任され、また母校の研究室から声を掛けられて毎週研究室へ、2010年には厚生労働省臨床研修医指導医、家では反抗期を迎えた娘との格闘と大変だけど、充実した日々を送っています。

あのアルバイトの経験は私にとって大切な宝物です。

院長先生の罵声も懐かしい子守唄です。

お爺さんも入れ歯を気持ちよく使えて元気かな。

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