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矯正歯科医:清水 紗代

 

 

 

 

 

 

歯並びの治療を専門に担当している清水紗代です。1980年双子の長女として東京に生まれ、川崎市で育ちました。
小学校から高校まで聖ドミニコ学園に学び、双子の妹は中学を卒業するとアメリカの高校に留学し、そのまま大学院卒業、就職しました。双子でしたが、別々の道に進みました。父が歯科医師であったこともあり、「歯医者」が身近な職業であり、結婚後も仕事と家庭を両立したく、高校2年生の時に歯医者になることを決心しました。

決心したのはいいのですが、今まで受験経験もなく、のんびり学生生活を送り、偏差値という言葉も知らなかった私にとって、大学入試は、42.195Kmを2時間30分で走ってこいと同じでした。必死に勉強して、鶴見大学歯学部に合格しました。そして祖母が合格をとても喜んで、自動車免許をプレゼントしてくれた時は、周りの人々がこんなに期待してくれているのかと、大人になることの責任を痛切に感じました。

大学卒業後は、母校の矯正科に席を置きました。歯列矯正を専門に選んだ理由は、私自身が中学生のときに矯正治療経験があり、歯並びがキレイになったとき、すごく嬉しかったことを今でも覚えていて、矯正したあの喜びをたくさんの人にあげたいと思い、矯正科に入局しました。矯正歯科治療は、歯並びをきれいにすることだけが目的ではありません。その先にむし歯や歯周病予防という最大の目的があります。歯列矯正を通じて、その手助けもしなければならないと考えています。

2009年フィンランドで行われたヨーロッパ矯正歯科学会では、大学での研究を共同発表するとともに、1970年代からキシリトールを取り入れた予防歯学で虫歯を激減した北欧の状況も把握することができました。現在、鶴見大学歯学部付属病院、横浜、川崎にある3つの歯科医院で矯正を担当し、最先端の歯列矯正をステーションビル歯科で活かし、こどもの予防にも力をいれています。

治療中に、「女の先生で良かったね」 お母さまがお子さまに声をかけておられるところを今まで何度となく経験してきました。 「女性だからやさしく感じるのかな?」 と最初は思っていましたが、「治療以外のことでも子供の患者さんと話したり、歯並びの治療だけでなく、むし歯のことや食生活のことなど、ご両親にもいつも説明していたりするからですよ」と、ある日スタッフに教えられ、納得しました。

矯正治療は、患者さまと長い期間、関わっていく治療になります。患者さまとはもちろん、ご家族の方との信頼関係も治療において、とても重要になってきます。治療をはじめ、どんな小さなことでも、気になることがあれば、相談して頂ければとうれしいなと、今日も白衣に袖を通しています。

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