一部の歯磨き粉の成分や使用方法によっては、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。
市販されている歯磨き粉は、歯と歯茎の健康を保つために安全に使用できるように設計されていますが、以下の点に注意が必要です。
1.研磨剤: 多くの歯磨き粉には、歯の表面の汚れや歯垢を取り除くために微細な研磨剤が含まれています。適度な量であれば問題ありませんが、過剰に使用すると歯のエナメル質を摩耗させることがあります。特に、ホワイトニング効果を謳った歯磨き粉には研磨剤が多く含まれていることがあります。
2.フッ素: フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯予防に効果的です。しかし、過剰摂取するとフッ素症(フルオロシス)を引き起こすことがあります。通常の使用量では問題ありませんが、特に子供が過剰に使用しないように注意が必要です。
3.ラウリル硫酸ナトリウム(SLS): 多くの歯磨き粉に泡立ちをよくするために含まれているSLSは、一部の人には口内炎や口の乾燥を引き起こすことがあります。
4.漂白成分: 過酸化水素などの漂白成分(ホワイトニング成分)が含まれることがありますが、長期間使用すると歯茎や歯の神経に刺激を与えることがあります。
歯磨き粉を安全に使用するためのポイント:
●過剰に使わないようにし、歯磨き粉の推奨使用量を守る。
●優しくブラッシングし、力を入れすぎない。
●子供にはフッ素含有量が適切な歯磨き粉を使用させ、飲み込まないように教える。
溝の口ステーションビル歯科では、患者様に合った歯磨き粉を選ぶ相談を承っています。