麻酔をしているにもかかわらず歯科治療中に痛みを感じることがあるのには、状況によっていくつかの原因が考えられます。
1.麻酔の効果が不十分なケース:
麻酔が効くまでには十分な時間が必要です。効果が出る前に治療を始めると、痛みを感じることがあります。
使用された麻酔薬の量が不十分だと、痛みを完全にブロックできません。
麻酔の効果には個人差があり、飲酒量が多い人や特定の薬を常用している人は、他の人よりも麻酔が効きにくい場合があります。
2.麻酔の効果が切れ始めている:
麻酔の効果は一定時間後に薄れていきます。治療が長時間に及ぶ場合、麻酔が切れ始めることがあります。この場合、追加の麻酔が必要です。
3.感覚の違い:
麻酔は通常、痛みを感じさせなくしますが、圧力や振動の感覚までは完全にブロックしません。これが不快感や軽い痛みとして感じられることがあります。
不安や緊張が強いと、感覚が過敏になり、痛みを感じやすくなります。
4.炎症や感染:
歯や歯茎に炎症がある場合、麻酔の効果が低下することがあります。炎症によって組織が腫れたり、pHが変わったりすると麻酔が効きにくくなることがあります。
感染があると麻酔が効きにくくなり、痛みを感じることがあります。
治療中に痛みを感じた場合は、すぐに歯科医に伝えることが重要です。歯科医が追加の麻酔や他の対策を講じます。
インプラント埋入オペ時には、患者様は直接伝えることが難しいですが、溝の口ステーションビル歯科ではモニターで全身管理を行っており、血圧の上昇から患者様の痛みを察知し、対応しています。