歯茎の退縮(歯茎が下がること)にはさまざまな原因があり、退縮すると歯根が露出し、知覚過敏や歯の健康に影響を与えることがあります。以下に主な原因を挙げます。
また、歯茎の退縮はある程度防ぐことができます。正しいケアと予防法を実践することで、歯茎の健康を維持し、退縮を最小限に抑えることが可能です。
歯茎が退縮する主な原因:
- 歯周病(歯肉炎・歯周炎)
歯垢や歯石が蓄積し、歯周病を引き起こすことで歯茎が徐々に下がります。 - 間違ったブラッシング方法
歯ブラシで歯茎を強く磨くと、歯茎が傷つき退縮する原因になります。 - 歯ぎしり(ブラキシズム)や過度の側方運動
歯ぎしりや噛み締めにより歯茎や歯周組織に過度な力がかかり、歯茎が退縮することがあります。 - タバコの使用
喫煙は歯茎の血流を悪化させ、歯茎の退縮を引き起こしやすくなります。 - ホルモンの変化
女性はホルモンの変動により歯茎が敏感になり、退縮しやすくなります。 - 加齢
年齢を重ねると、自然に歯茎が年に0.1㎜ずつ(10年で1mm)退縮しますが、これは加齢による歯周組織の変化の一環であり、必ずしも病気とは限りませんが、注意が必要です。
歯茎が退縮することへの予防と対策:
定期的な歯科検診とクリーニングで、歯周病の予防と早期治療を心がけましょう。
正しいブラッシング方法を習得し、歯ブラシを優しく使って磨くようにしましょう。
歯ぎしりがある場合は、ナイトガードを使用して歯や歯茎への負担を軽減することができます。
溝の口ステーションビル歯科では歯科衛生士が正しくブラッシングができるように指導していますので、お気軽にお声をかけてください。