ページの
先頭へ

溝の口駅から徒歩2分の歯医者

Q&A 妊娠中は歯科治療を受けても安全ですか?

多くの場合、妊娠中の歯科治療は安全に行えますが、治療の時期や内容によって注意が必要です。適切な口腔ケアは母体と赤ちゃんの健康にとっても重要であり、特に歯周病や虫歯は、放置すると妊娠に悪影響を及ぼすことがあります。

  1. 治療の適切な時期
    ・妊娠初期(1週~12週)
    妊娠初期は、胎児の重要な器官が形成される時期で、特に慎重に扱うべきです。緊急でない限り、治療は避けるか、最小限に抑えることが推奨します。

・妊娠中期(16週~27週)
妊娠中期はつわりが落ち着き、胎児の発育も安定しているため、歯科治療に最適な時期です。溝の口ステーションビル歯科でも、この時期の治療を推奨しております。

・妊娠後期(28週以降)
後期でも治療は可能ですが、横になっている姿勢が不快になるため、長時間の治療は負担がかかる場合があります。簡単な治療にとどめるか、産後に延期することが望ましい場合もあります。

  1. 麻酔や薬の使用について
    ・麻酔
    歯科で使用する局所麻酔(特にリドカインなど)は通常の範囲であれば安全とされており、妊婦中にも広く使用されています。溝の口ステーションビル歯科では、妊婦さんに配慮した最小限の麻酔量で対応しています。

・抗生物質や鎮痛薬
治療後に抗生物質や鎮痛薬が必要な場合には、妊娠中でも安全とされているセフェム系の抗生物質が処方されます。ただし、服薬には副作用の可能性もあるため、医師や歯科医師の指示に従って服用することが重要です。

  1. 避けたほうがよい治療
    ・X線撮影
    歯科でのX線撮影は、腹部を鉛のエプロンで保護することで被曝量が非常に低くなりますが、緊急でない限り出産後に延期することが一般的です。

・全身麻酔や長時間の治療
全身麻酔を伴う処置や長時間の治療は、可能であれば産後に延期するのが望ましいです。

妊娠中はホルモンバランスの変化によって歯肉炎や歯周病が悪化しやすくなるため、定期的な歯科検診や口腔ケアは特に重要です。歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があるため、早期のケアを溝の口ステーションビル歯科では推奨しています。

結論として、妊娠中でも適切な時期と方法であれば、歯科治療を安全に受けることができます。妊娠中に治療が必要な場合は、歯科医師に妊娠していることを伝え、適切な治療計画を立ててもらいましょう。