治療概要
歯周病が原因で、左下第一大臼歯と第二大臼歯をまずは抜歯しました。歯周病は歯槽膿漏とも言われ、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。歯を支える骨が失われていたので、通常のインプラント体の埋入ができません。。骨補填剤でGBRを併用してインプラント体を埋入、オッセオインテグレーション期間を長く4ヶ月とったことで、骨との結合もしっかりし、2次手術、上部構造と進めました。 |