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Q&A 親知らずを抜いたのですが、1週間も腫れと痛みがつづきました。原因は何でしょうか。

抜歯後の腫れは、さまざまな原因が考えられます。

個人の体質差、抜歯部位の感染、薬の服用不足、治療後の不養生などが原因となります。

抜歯後や歯周外科処置後、すべての腫れを完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、腫れを軽減する方法はあります。

腫れの主な原因は、抜歯した部分に細菌が入り、炎症が起きて腫れます。そのため、止血とアイシングがポイントとなります。

口腔内では包帯が巻けないため、ガーゼでしっかり圧迫止血をしましょう。

止血ができれば、血餅によって傷口が塞がれ、抜歯窩が自分の力で治癒していきます。

手を切って、縫合しなくても傷が治っていくのと同じ要領です。

冷却療法のアイスパックや冷却剤を頬に当てると、血管を収縮させ、出血と腫れを軽減するのに効果的です。

ただし、氷や冷却材を直接肌に当てるのは避け、薄い布やタオルで包んで使用することが重要です。

また、長時間アイシングをしていると、血管が収縮して血行が悪くなり、逆に治癒に悪影響を与えるため、溝の口ステーションビル歯科では1時間程度がアイシングの限界と考えています。

止血ができても術後の翌日朝ぐらいまで、血の味がします。

気持ち悪いからといって、繁雑に強いうがいをすると、血餅がはがれて出血することがあります。

手を切った後の瘡蓋(かさぶた)がはがれるとまた血が出ると同じで、感染の可能性が高まります。

一両日は血の味を我慢してください。

抜歯後や歯周外科処置後には、溝の口ステーションビル歯科から処方された薬(鎮痛剤、抗生物質など)を必ず服用してください。

これにより、痛みや感染を予防し、腫れの軽減に寄与します。

また、痛くないからといって服用せずに感染が起きると、感染予防で処方した(鎮痛剤、抗生物質など)分量では足りず、点滴による薬剤投与になることもあります。

適切な栄養と水分摂取は、体の修復に役立ちます。

食事は柔らかく、液体状のものから始め、食事が痛みや不快感を引き起こさないように注意しましょう。

また、抜歯部位を刺激しないように、タバコやアルコールの摂取を控え、ストローを使って飲み物を摂ることも避けたほうがよいでしょう。

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