顎関節異常は歯並び、複数の要因が影響しあう複雑な病体です。
歯列不正や歯の喪失による噛み合わせ異常も、大きな原因の1つです。
なお、顎関節症の主な症状~全身にも影響が及びます。
顎関節症とは、あごの関節を原因とした様々な症状を引き起こす病気です。
顎関節症の代表的な症状は、
- 「あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」
- 「口が開かない(開口障害)」
- 「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」
の3つです。
そのため、硬い食べ物が噛めない、大きな食べ物が食べにくい、また、あごの音が煩わしいなどの症状が現れることがあります。
また、これらの影響で顎を支える筋肉のバランスが崩れると、頭痛、首の痛み、肩こり、腰痛など全身にも影響が及ぶことがあります。
どうして顎関節症になるの?
顎関節症の原因は、噛み合わせの異常、普段の癖、けが(外傷)、ストレスなどが原因と言われています。
下あごは下図のように、頭蓋骨のくぼみ(関節窩)にはまっています。
あごがスムーズに動くように、このくぼみには「関節円盤」という柔らかな軟骨があり、あごと一緒に動いたり、衝撃を吸収したりします。
この「関節円盤」に直接的な負担がかかったり、あるいは周辺の筋肉が緊張すると、あごがスムーズに動かなくなります。
これが様々な症状を引き起こすのです。
顎関節症の原因
- 噛み合わせの異常
- 片側だけでご飯を噛むなどの普段の癖
- 顎を強く打つなどの外傷
- 仕事や人間関係などのストレス
顎関節症を放っておくとどうなるの?
「今は痛みが少ないし・・・」
「ちょっと気になるけど、別に困っていないし・・・」
と顎関節症の症状を放っておくと・・・
日常生活に支障をきたすほど、症状が悪化することがあります!
★顎関節症に関するよくある質問★
Q顎関節症はどのような症状ですか?
Q顎関節症は恐ろしい病気ですか?
Q顎関節症はどんな状態なのですか?
Q顎関節症はどのように診断されるのですか?
Q顎関節症の生活指導にはどのようなものがありますか?
Q顎関節症の理学療法にはどのようなものがありますか?
Q顎関節症の薬物療法にはどのようなものがありますか?
Qアプライアンス療法(いわゆるマウスピースやスプリントと呼ばれるものによる治療)はどのようなものですか?
Q顎関節症を放っておくとどのようになるのでしょうか?
Q顎関節症を治すにはどこに行けばいいですか?
Qすぐに噛み合わせの治療は必要でしょうか?
Q顎関節症はれくらいの治療期間ですか?
Q歯列矯正治療をすると、顎関節症が治りますか?